ブログ 船橋市の馬込霊園前にある総合供養サービス企業「いしとも」のブログです。

葬儀も建墓もしない葬送とは

2023年08月10日

葬儀も建墓もしない葬送とは

「ゼロ葬」という考え方を皆さんは耳にしたことがあるかもしれません。この考えは宗教学者の島田氏が著書の中で、葬儀などの儀式を行わず火葬後の遺骨も引き取らない葬送方法を示しているものです。
ゼロ葬を選択すると、火葬だけ行い荼毘(だび)に付され、遺骨は火葬場にて処理されます。ただし、全国の火葬場ですべての場所でこの方法が受け入れられるわけではないことから、積極的に案内されることもありません。希望する場合は各火葬場に問い合わせる必要があります。

葬儀と埋葬でどの程度費用がかかっているか

ゼロ葬ではお墓は不要とされているため、新たに建てる必要も購入する必要もありません。お墓の建立にはお墓の永代使用料や墓石の価格など約200万円(全国平均)かかります。葬儀にかかる費用(全国平均で約200万円)と合わせ、ご供養に要する費用はトータルで約400万円前後にもなります。
円安やインフレの陰に隠れたデフレ基調、増税・年金など国庫への支払い負担の増加などで、死後の事より今を生きることの方が重要、そんな風潮は今後更に大きくなり葬祭に費用をかけないケースが増えてくるかもしれません。

お墓じまいという選択

葬儀も建墓もしない葬送とはお墓を建てるとお墓の維持・管理費もかかります。しかしながらお墓を作ってもお墓の継承者がいなかったり、遠方に住んでいて管理が難しいといったことも増え、墓じまいという選択をする方が増えています。
墓じまいではお墓を撤去し、墓地を霊園やお寺にお墓を返すことが一般的なものです。ただ墓じまいには閉眼供養や遺骨の改葬先が必要など決まりがあり、遺骨の納骨場所がない場合は他の埋葬方法を検討しなければなりません。
納骨堂や合同墓(合同墓/合葬墓についてはこちら→)を利用する方法が一般的です、合同墓は他の方の遺骨と一緒に収める墓で個人でお墓を建てる必要がないため、費用は数万円から数十万円程度で済みます。
納骨堂は寺院や一部の民間霊園などの中にあり、遺骨を預かって安置する場所です。建物の中にあるため天候に左右されずいつでも訪れることができるという利点があります。

お墓への埋葬をしない場合

お墓がいらないと考える人、厳密には自宅で遺骨を保管することも法律的に可能ですが、遺骨の扱いには注意が必要であり家族や親族との合意が重要なことから現実的ではありません。
ならば散骨という方法も選択肢の一つですが、散骨を行う際には法的な規制やマナーに配慮する必要があります。
散骨とは遺骨を海や山に撒いて供養する方法のことで、亡くなられた方が生前に好きだった場所へ遺骨を撒く希望も多くなってきています。ただし、散骨に関しては自治体によっては厳しく禁止している場合もありますし、法的な規制(勝手にやると遺体遺棄になります)がある場合もあります。散骨を行う際には事前に確認することが重要です。

これらが一般的なお墓に代わる埋葬方法として考えられる選択肢です。埋葬に関する法律や規制を確認し、遺族や関係者と協議しながら最適な方法を見つけることが大切で、大切な家族への思いやりと供養の方法をよく考えて選択することが肝要です。

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