ブログ 船橋市の馬込霊園前にある総合供養サービス企業「いしとも」のブログです。
家族墓とは
家族墓とは
家族墓は、文字通り家族単位で埋葬されるお墓です。従来の「○○家之墓」のように代々受け継ぐお墓とは異なり、現代の核家族化や少子高齢化といった社会の変化の中で、身近な家族だけで眠りたいというニーズに応える形で広まってきました。
家族墓の特徴
家族単位の埋葬: 配偶者、親子、兄弟など、特定の家族に限った埋葬を前提としています。
コンパクトな設計: 従来のお墓よりも区画や墓石が小さく、省スペースなものが多いです。
承継は必須ではない: 代々受け継ぐことを前提とせず、一代限りや数世代のみの使用を想定している場合もあります。
永代供養との組み合わせ: 霊園や寺院が管理・供養を行う永代供養とセットになっていることも多く、後継者がいなくても安心です。
家族墓の種類
家族墓には、主に以下の種類があります。
一般的な家族墓(累代墓):
従来のお墓とほぼ同じ形式で、「○○家之墓」などと刻まれますが、区画は小さくなる傾向があります。承継を前提とする場合が多いです。
永代供養付き家族墓:
霊園や寺院が管理・供養を行う永代供養とセットになったお墓。後継者がいない場合や、将来の管理に不安がある場合に適しています。一定期間後、合祀されることもあります。
納骨堂の家族墓:
屋内にある納骨堂内の家族用区画。天候に左右されずにお参りできるのがメリットです。永代供養とセットになっていることが多いです。
樹木葬・自然葬の家族墓:
樹木や草花を墓標とする樹木葬や、自然の中に遺骨を還す自然葬で、家族単位の区画が設けられたもの。自然志向の方に人気です。
家族墓のメリット
家族と一緒に入れる: 血縁の濃い家族とだけ一緒に眠れるという安心感があります。
費用を抑えられる場合がある: 従来のお墓に比べて、区画や墓石が小さいため、費用を抑えられる可能性があります。
管理の負担がない(永代供養の場合): 後継者がいなくても、霊園や寺院が管理・供養を行ってくれるため、管理の負担がありません。
家族墓のデメリット
先祖代々のお墓に入れない: 従来からある家のお墓には入れなくなります。親族との話し合いが必要です。
埋葬人数に限りがある: 区画が小さいため、埋葬できる人数に限りがあります。
合祀の可能性(永代供養の場合): 永代供養の場合、一定期間経過後に他の遺骨と一緒に合祀されることがあります。
家族墓を選ぶ際の注意点
家族・親族とよく話し合う: 誰と一緒に入るのか、承継はどうするのかなど、家族・親族と十分に話し合うことが重要です。
管理体制の確認: 永代供養付きの場合は、霊園や寺院の管理体制や供養の内容をしっかり確認しましょう。
費用の比較検討: 複数の霊園や寺院の費用を比較検討し、予算に合ったお墓を選ぶようにしましょう。
まとめ
家族墓は、現代の家族の形に合ったお墓の選択肢の一つです。メリットとデメリットを理解した上で、家族や親族とよく話し合い、自分たちに合ったお墓を選ぶことが大切です。